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コラム・柏市の小規模多機能型居宅介護施設「笑実里(えみり)

「笑実里」は、認知症の人を対象としたデイサービスを中心に宿泊にも対応する施設だ。
1997年、理事長の猪早恵美子さんが自宅を開放して始め、今年柏市で民家型第1号の小規模多機能型居宅介護となった。
民家型というだけあって、周りは住宅地。最初はなかなか住民の理解が得られず、「住宅街に介護施設なんてとんでもないと、ずいぶん反対された」と猪早さん。地域密着型は難しいと実感したという。
「笑実里」は認知症の方に特化したサービスを展開している。認知症の方が安心して暮らすためには、家族のような「なじみ」の関係が必要だ。そこでアットホームな空間で「なじみ」の関係を維持できるような場所にしたいと思うようになり、小規模多機能型居宅介護に名乗りを上げたのだと言う。
しかし、実情は介護報酬の低さから、とても採算が合わない状態だ。今は小規模多機能型居宅介護では職員の給料は払えないのだそうだ。
それでも続けているのは「やっぱり現場が好き」だから。
一人一人同じ目線で手を握って「おはようございます」と言うと認知症の人も笑顔を見せてくれるという。認知症でも笑顔がよみがえるのが「笑実里」の目標だ。
時間に追われることなく、一人一人のペースに合わせて介護する「笑実里」には大きな施設にはないゆったりした時間が流れている。
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