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2009年01月06日 09時00分

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【書評63】ヘルプマン11巻 認知症編/くさか里樹

ヘルプマン! 11 (11) (イブニングKC)
ヘルプマン! 11 (11) (イブニングKC)くさか 里樹

講談社 2008-11-11
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ヘルプマン11巻ついに発売。「介護の日」の今日に発売されたので、即効で手に入れた。読んだ感想としては「今回の作品は、今までの作品の中で一番重い作品になったかもしれない」というもの。

テーマは認知症だ。しかも、認知症の人目線で漫画を書いている。とんでもなく、ズシンと来る。普通に生活していたり、キチンとやろうとしているのに、現実は全く違う。

「今日はよく働いた」とビールを飲もうとするシーンがある。しかし、現実にはそれは尿瓶。中身は大量の尿。読んでるはずのこっちが焦るくらい、リアルに描いている。

「まさか、そんな馬鹿な!」そんな風に何度も思う。最初は少しずつの変化だが、すぐに大きな変化に発展する。リアルだと思うのはそんなときの家族の対応。

家族は少しずつ現実を理解し、焦る。数学ドリルを渡して脳を使わせようとしたり、アリセプトという認知症の症状の進行を遅らせる薬を飲ませたりする。そんなときに栄養剤と偽り渡すが、すぐ見抜かれる。

とにかく、本作もリアル。認知症は決して無関係ではない時代になった。いずれ、認知症になってしまう人がいる。それはあなたの親かもしれないし、友達かもしれない。そして、もちろんあなた自身かもしれない。

「認知症になったときの気持ち」を理解することは難しいが、この漫画で「擬似体験」してみてはどうか?

ヘルプマン! 11 (11) (イブニングKC)



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