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【書評16】ヘルプマン(3)高齢者虐待編/くさか里樹
| ヘルプマン! (3) (イブニングKC (103)) | |
![]() | くさか 里樹 講談社 2005-03-23 売り上げランキング : おすすめ平均 ![]() とてもリアルに描かれています。 ケアする側の支援の必要性をも、示唆してくれます 衝撃…Amazonで詳しく見る by G-Tools |
介護虐待編が収録されている今回の巻。実は介護虐待をしている一番多い層が「息子」という調査がある。そんな実態をアリアリと描いている。
父親の介護をするために帰ってきた「マーチャン」は父親が昔の様子とまったく変わっていることに気づく。ポータブルトイレに移動するのも一苦労。自分の力だけでは絶対に無理。カランカランと鈴を鳴らし、自分の嫁を呼びつけ、トイレまで運んでもらう。
「自分のケツは自分で拭け」
と言っていた昔の父親の姿はそこにはなく、運ぶのに慣れずに慌てる息子の前で父親は失禁をしてしまう・・・。
しかし、父親にはプライドがある。恥ずかしさのあまり、丁重に扱え、馬鹿もんと罵声を浴びせ続ける。そんな父親の介護で睡眠不足に陥り、苛立つ息子はついに自分でも気づかない内に虐待に突き進む。
「オレは間違ってない・・・!!今は恨まれても、いずれ分かってくれる。」
息子のそのセリフも壮絶。毎回のことながら、そんなリアルな現状を示した上で、最後にはキチンと救いを用意してくれる。それもアリキタリな用意された、陳腐な感動ドラマではない。心の奥底に訴えてくれる感動ドラマ漫画だ。
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