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2008年11月19日 09時00分

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【書評44】根拠からわかる介護技術の基本

根拠からわかる介護技術の基本
根拠からわかる介護技術の基本前川 美智子

中央法規出版 2008-05
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普段、当たり前だと思って疑問にも思っていないことは無数に存在する。介護の世界では特にそういったことが多いのではないだろうか。「根拠からわかる介護技術の基本」には介護に関する「そういえばなんでだろう」という疑問を数多く掲載し、わかりやすく示してくれている。

例えば、面白かったのは以下のQ&A。

Q.『高齢者にはゆっくりはっきり話しかける必要があるのはなぜ?』

A.『高齢者の老人性難聴は、加齢現象によって神経の機能が低下する感音性難聴。とりわけ、高い音、甲高い音が聞こえにくくなり、音がひずんで、言葉の端々が聞こえなくなります。例えば、「あ行」は聞こえやすい低い音域にありますが、「さ行」は聞こえにくい甲高い音域にあります。そのため、話しかけられても中身が把握できなかったりするのです。』

こういった生活の中のちょっとした疑問をしっかりとした根拠を示しながら教えてくれるので、便利だ。何事も背景知識の理解をしておくと、取り組みの質がまるで変わってくるものだ。また、カンや経験に頼る介護では、本質的な部分で間違った介護をしている可能性がある。

背景知識を理解しながら介護をしたい人にはお勧めの書籍だ。



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