唾液腺の機能異常の診断に有効な検査はないが、唾液腺を「牛の乳搾り」をするように搾って、
唾液管内の唾液の流れの状態を観察することができる。
食事中に痛みが増す場合は、唾液管閉塞による腫れだと診断できる。
それ以外の原因の場合は、唾液腺組織の検体を採取して、顕微鏡検査を行って、診断する。
唾液管に結石が詰まった場合は、唾液管の両側に圧を加えて、結石を押し出す治療が行われる。
この方法で効果がない場合は、細いワイヤー状の器具を使って結石を引き出す。
それでも取れなかったら、手術するしかない。
粘液瘤が自然に消えず、生活する上で邪魔になる場合には、手術で取り除く。
悪性や良性の腫瘍ができた場合も、やはり、手術で摘出する。
その他の原因の場合は、その原因別に治療が行われる。
病気療養中の人や薬の服用による口腔乾燥症が起きている人は、歯ブラシや歯間ブラシ、糸ようじによる
歯磨き、またフッ素水でうがいなどをして、口の中を清潔にするためのケアをていねいに行う。
さらに、糖分の摂取を控え、3~4カ月ごとに歯科健診、プラーク除去、フッ素の歯面塗布などを受ける。
どの治療方法も行えない、という場合は、人工唾液という手段もあるが、効果はわずかだ。
ピロカルピンは、効果があるのは一部の人のみ。放射線による唾液腺損傷の場合は、ほとんど効果がない。


