・関節内障害
関節内障害でもズレが元の位置に戻るケースもあり、口を開けたり、あごを左右に動かしたときに関節の位置で「カチッ」「パチッ」という音がする。
このような音の症状のみの人が多いが、硬い食べものをかむと痛みを感じる場合もある。
歯ぎしりをする人や歯がない人の中には、開口障害が起こる人がまれにいる。
元の位置に戻らない関節内障害では、痛みと、口が大きく開かないなどの顎関節症特有の症状が出る。
痛みは、6~12カ月でやわらぐが、口が十分に開かない症状は続く。
・関節炎
変形性関節症による関節炎では、口の開閉時に、顎関節がきしむように感じる。
顎関節の円板がない、または円板に穴が開いているからだ。
重症になると、顎骨の上の部分が平らにすり減り、口が大きく開かなくなる。
あごが障害のある側へずれ、戻すことができなくなる。
顎関節リウマチでは、右と左両方の顎関節が同程度に侵されるが、これは、顎関節障害の中ではまれなケースだ。
顎関節リウマチが重症になると、若年層の人は顎骨上部が変性して短くなる。
なので突然、上あごの歯と下あごの歯並びが乱れてしまい、さらに進行すると、最終的には顎骨が頭蓋骨に癒着してしまう。
・強直症
関節周囲の靭帯が石灰化する関節外強直症では痛みは起きないが、口が約2.5cm以上は開かなくなる。
一方、関節内部の骨が癒着する関節内強直症では、痛みだけでなく、あごの運動がより制限される。


