まぶたの内反(眼瞼内反)は、まぶたが眼の側、つまり内側に反転した状態である。
また、まぶたの外反(眼瞼外反)は、まぶたが外側に反転して、眼球と触れていない状態である。
正常なまぶたは、上下がしっかりと閉じて眼を損傷から守り、涙が蒸発するのを防いでいる。
まぶたの縁が内側に反転するとまつ毛が眼球に接触する。
そのため潰瘍ができて角膜に傷がつくことがある。
注意である。
上下いずれかのまぶたの縁が外側に反転すると、上下のまぶたがぴったりと合わなくなる。
そうすると、眼球の表面に涙を広げる役割を果たせなくなる。
まぶたの内反や外反は、高齢者や、まぶたにけがをした人に多くみられる。
点眼薬と眼の軟膏の使い方、手順である。
(1)眼に薬を差すときは、何かにもたれかかり、上を向く。
(2)清潔にした人さし指で下まぶたをそっと引き下げ、眼球とまぶたの間に少し空間を作る。
(3)点眼薬は、眼に直接ではなく、この空間に滴下する。
(4)軟膏(なんこう)を使うときは、この空間に軟膏を少量置くように塗布する。
(5)まばたきによって、薬が眼全体に広がる。
まぶたの内反や外反は眼を刺激し、涙目や眼が赤くなるなどの症状を引き起こす。
それらは点眼薬や軟膏によって、眼にうるおいを与え、刺激を和らげることができる。
ただ、まぶたの内反は角膜潰瘍につながることがあるので、注意が必要である。
まぶたの内反や外反に対しては、
(1)眼の損傷が起きている
(2)予想される場合に視力を守るため
(3)不快感を解消するため
(4)外見上の問題
などの理由から、手術を行うこともある。


