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体験11519 痴呆症の父

2008年12月09日00時00分

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痴呆とは関係ありませんが最初は50代後半にメニエール氏病を発病し、その後脳梗塞、パーキンソン病となり最後は痴呆も発病し6年ぐらい前に78歳で父が亡くなりました。パーキンソン病の薬を処方されましたが、全然眠る事ができなくなったようで睡眠薬も処方されました。しばらくしてから病院中を昼夜かまわず徘徊する事が多くなりました。病院からは面倒が見れないのと、他の患者さんへの迷惑から出て行ってもらいたいと言われ結局自宅で面倒を見ると母が言い出したことにより家族(独身の私と母)で面倒を見ました。それから地獄のような生活が15年ほど続くことになりました。徘徊と異常言動により警察はじめ近所に7〜8年迷惑を掛け続け、その後は寝たきりとなり7〜8年間昼夜を問わずの介護となりました。食事は自分でとれなくなっていましたので栄養剤を鼻から胃へのチューブで補給していましたが排便ができなくなったのと痰が詰まるのでたいへんな思いをしました。おかげで痰の吸引と便をほじくり出すのは普通に出来るようになりましたが、自分の親だから出来たのだと思います。姉達は遠方にいますので時々来ては父の具合を心配しているようでした、ただ当時は”あんたら心配するだけで何もせんで楽でいいよな”といつも心の中で思っていましたので姉達の訪問は母親は感謝していましたが私自身は歓迎していませんでした。またあるとき知り合いの家で飲んでいたときにその奥さんが「わたしも父の介護がしたかったが家庭も勤めもあるし出来なかった、○○さん親孝行が出来て良かったね」と言われたときには”ちょっと待てよあんたに介護の苦労がわかるのかよ”という気持ちになりその家をすぐに後にしたこともありました。今は私も独身のまま50歳を過ぎてしましたが時間が経過した今となれば自分の心も変化してきたようで、当時関わったすべての人に何のわだかまりもなく素直にありがとうございましたと思えるようになっています。ただ、現在苦労されている方には地獄のような日々が続いており当事者にしか解らない苦労があると思います。
(Uさん)
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