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【書評100】生きかた上手

2008年12月30日17時51分

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生きかた上手
生きかた上手日野原 重明

ユーリーグ 2001-12
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おすすめ平均 starstar内なる自分と出会えました。
star患者に寄り添う医療
starすばらしいです☆

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亡くなる直前の人ほど、生きる希望を、というこの本の中の一節に心震えた。ホスピスの現場での話がとても重厚にして、愛情深い話ばかりだ。紅葉の絵を見せて、あの秋をもう一度と思ってもらったり、持ち込み禁止の犬を持ってきた娘さんに見てみぬふりをしたりしたという。最後にかわいがってた犬を見せてあげたいと思ったのだろう、という心に配慮したのだ。
ホスピタルは、「ねんごろにもてなす」ことを意味する「ホスピタリティー」からきている。冷たく近寄りがたく、怖いところであってはいけない。
見取りは各人各様の「生の最後のパフォーマンス」だと考えているという。さいごに「ありがとう」と言って旅立てるかどうか、が重要。悔いのない最期をつくることへの意識があるというのだ。
一方で、医療が最期を台無しにしてしまうリスクもある。そんなリスクを減らせるようにとの行動が冒頭に紹介したことだ。
「増やすなら微笑みのしわを。」という言葉にも感動した。年をとることで、ネガティブな面ばかり見ることは決していいことではないのだ。
この書評もついに2008年の目標だった100冊に達した。どれも素敵な本ばかり。本当にありがとうございました。

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