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介護業界のH&Mを目指す湖山医療福祉グループ ―湖山泰成氏、世界恐慌時代の介護経営のあり方を語る―

2009年01月16日16時16分

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湖山泰成氏 世界恐慌の影響は介護業界にも深刻な影響を与えている。命を預かるインフラサービスの1つである介護事業者・医療事業者がどうなっていくのか。その展望を湖山医療福祉グループの代表、湖山泰成氏に聞いてみた。
「この百年に1度の大不況で日本の社会そのものが経済状況のみならず不安な社会となってしまうでしょう。だからこそ、医療や介護の社会インフラがしっかりしなくてはと思います。そのための具体策をスタッフと一緒にあたためています。」
湖山氏はそう語る。具体策の1つ目は、「3in 1」だ。 医療法人・福祉法人・株式会社の3つの法人で施設運営をしていく。個々別々の時代から今後は共生ハイブリッド型のものに変えていくと言う。
「病院の再生には老人ホーム化。老人ホームの再生には、医療化が必要です。」
湖山泰成氏はそう語る。
本年度から医療法人でも老人ホーム運営可能になったため、福島県会津で県内初の医療法人型の老人ホームをオープンした。来年から社会福祉法人で老人ホーム運営が可能になるため、新潟県で設立準備をしている。病院も老人ホームも単体では赤字になりがちで運営が成り立たないケースが多い。しかし、それを組み合わせて共生させることで、事業の安定性を保つ工夫をしている。
湖山泰成氏2 さらに2つ目として原則として高い一時金を取らない方針を打ち出した。実際、湖山医療福祉グループの施設の1つである「油壺マリーナヒルズ」では、今月から入居者には一時金を返還した。入居一時金のうち、最初に償却される初期償却分も返還した。これによって混迷の時代の中で介護に不安を抱える人に対して、安心の住まい選びを提供することができる。
大胆な経営方針だが、戦略的な狙いもある。病院から出された人や一時金を払うことに不安な方に迷わずに利用してもらえたり、特別養護老人ホーム待ちをしている家族にも顧客層が広がるのだ。
では、安いだけの介護施設を目指すのか、というとそうではないと言う。それこそが3つ目の具体策だ。

「介護業界のユニクロではなく、介護業界のH&Mを目指します。」

少し高級でファッショナブルな施設の個性があって、スタッフに自由度がある。H&Mのようなあり方を作るということらしい。低コストに統一することで利益拡大を目指すユニクロ方式はするつもりはなく、大きく儲かることはないが、どのような施設でもいかなる時代になっても健全な施設経営を続けるのが目的だと言う。
確かに、湖山氏は今までも、手作りで小さな施設を運営し地域性と手作りの職員の個性が光る工夫をしてきた。画一的な施設づくりではなく、柔軟な地域地域にあった施設運営のあり方は今こそ価値が輝くときなのかもしれない。最後に湖山氏の言葉を紹介してこの記事のシメとしよう。

「世の中はバブルがはじけ、振り出しに戻りました。1から汗をかいて、事業を担ってく正常の時代に戻ったのです。」

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