街で話題の 高齢者住宅の秘密 - 介護施設・介護情報なら介護の安心ガイド

街で話題の 高齢者住宅の秘密

2009年05月14日23時42分

ソーシャルブックマーク

印刷 

(コンテンツ提供:高齢者住宅新聞2009年5月5日号)

居住希望者が資金を出し合い、組合を組織して協議を行い、建設するのがコーポラティブマンションだ。
住まい手側の意見が反映される住宅として徐々にその数も増えている。シニア村(茨城県龍ヶ崎市)がコーディネーターとなり一昨年11月に完成した「たつのこヒルズ」は日本で初となるコーポラティブ方式を用いたシニアマンションとして注目を集めている。

建物完成時には皆顔見知りに

コーポラティブマンションは、その物件に居住を希望する人が組合をつくり、どのようなマンションにするか幾度も協議を重ねていく。
そのため、実際に入居がスタートするころには全ての住人が顔見知りとなっており、良好な関係が構築できているのが特徴だ。
 「シニアマンションは単なる集合住宅ではなく共同生活の場としての性格が強いものです。したがって、住民のコミュニティがしっかり構築できるコーポラティブ方式を活用して建設するのが最適と考えました」と、コーディネーター役を務めたシニア村の今美利隆代表は語る。
 今美代表は元大手電機メーカー勤務のサラリーマン。7年前に退職した際に、実家が保有していた土地の活用法を考えたのが、この事業への参入したきっかけだ。
 「コーポラティブマンションは全体的なコンセプトや設計はコーディネーターが行い、そのプランを開示して参画希望者を集り、住戸の仕様などの細部は参画者と協議して詰めていく、という手順を踏みます。参画希望者集めがもっとも苦労するところで、インターネットや口コミで29世帯を集めましたが、およそ3年かかりました」
こうして完成した「たつのこヒルズ」が一般的なコーポラティブマンションと異なるのはシニア向けの生活サポートメニューがある点だ。
 例えば1階にはシニア村が運営するデイサービスセンターがテナントとして入居し、介護が必要な住人のニーズに対応する。
また同じく1階には住人専用レストランがあり、事前に予約すれば昼食・夕食を提供する(別途料金)。
この他にも住人用の大浴場(1回200円)、コインランドリー、サークル活動などに使える多目的スペースが設けられている。

2棟目を計画中参画者を募集

ソフト面のサービスとしては、24時間365日体制での緊急対応のほか、車による市内の病院、ショッピングセンター、駅等への送迎サービスなどが用意されている。
 入居に際しては年齢や身体状況による制限を設けていないが、約半数が単身女性、平均年齢が65歳となっている。
 さて、シニア村では、現在2棟目のコーポラティブ方式のシニアマンション開設を目指している。
予定地は「たつのこヒルズ」のすぐ隣だ。
 「1棟目は計画中にNHKのテレビで紹介されたこともあり、最終的には予定の29世帯を超える参画希望がありました。
10世帯ほどの方はお断りをしてしまったので、それらの方々の要望に応じるために第2弾を考えたのです。
全32室を計画していますが、今年秋には30世帯の参画希望者を集めて詳細プランの打ち合わせに入りたい、と考えています」
 2棟目は1棟目の「たつのこヒルズ」の経験・反省をいかし、いくつかの改良が行われる計画だ。
 「例えば、『たつのこヒルズ』では、レストランは住人専用でしたが、2棟目は外部の方の利用も可能とし、地域の交流スペースとしての役割を持たせることも考えています」
 

PRエリア