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コーポラティブ方式シニア住宅のツボ 協議に時間かかるのがシニア物件ではネック

2009年05月22日14時02分

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(コンテンツ提供:高齢者住宅新聞2009年5月15日号)

バリアフリーの個別対応も可能

以前の記事で、コーポラティブ方式によるシニア住宅の実例として、茨城県龍ヶ崎市の「たつのこヒルズ」を紹介した。
 コーポラティブ方式のメリットは住まい手の意見が住宅に強く反映される点だ。
例えば介護を必要とする住人については、バリアフリー対応にもできる。
一般的な集合住宅だと「建物に住人が生活をあわせる」という点が少なからずあるが、コーポラティブ方式ならば、そうした「無理な住まい方」をする必要がない。

採用できるのは30戸ぐらいまで

その一方で、コーポラティブ方式をシニア住宅で採用するにはデメリットもある。
それは、計画から着工までに長い時間を要する、という点だ。
 「たつのこヒルズでは事前の打ち合わせは2年間にもおよびました。高齢者の場合は、この間に身体の状況が変化をしてしまい、結局のところ『住むことができなくなってしまった』という人がでてくることもあります」(シニア村今美利隆代表)。
また、住人の数が多くなるほど、意見調整・協議に時間がかかる。
「そうした点を考えるとコーポラティブ方式は30戸までが限度でしょう」と今美代表は語る。
シニア住宅の場合には、生活支援を手がける共用部分の充実を図る必要もあるため、あまり戸数が少ないと事業面で採算がとれな点もコーポラティブ採用のデメリットといえる。

一般住宅より約2割高価

さらに、コーポラティブ方式は、各住戸ごとに内装が異なるため、建材や住設機器の大量発注で価格を下げる、という手法を活用することが困難だ。結果的に価格が高くなるのも弱点といえる。
 「たつのこヒルズ」も住戸価格は平均2400万円で、これは龍ヶ崎市の同じ程度の広さ・立地の分譲マンションに比べて2割ほど高い。これ以外に管理費が月3万5000円かかる。
こうした高額な住宅への居住・参画希望者をいかに集めるか、というのがコーポラティブ方式を活用のポイントだ。

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