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「ヘルスケアタウンにしおおい」自治体が手がける高齢者住宅事業

2009年06月15日13時18分

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(コンテンツ提供:高齢者住宅新聞2009年6月5日号)

2009年4月、廃校となった区立小学校跡を活用した介護・保育の複合施設「ヘルスケアタウンにしおおい」が東京都品川区にオープンした。この事業を手がけた品川区と、運営を行う社会福祉会こうほうえん(鳥取県米子市)に話を聞いた。

区内の特養は入居4年待ち

この「ヘルスケアタウンにしおおい」は、平成19年3月末で廃校となった原小学校の校舎を活用して開設されたもの。
 「区では小中一貫教育を推進しています。原小学校は大正12年の開校と歴史のある学校でしたが、校舎の耐震性に問題もあったことから近くの中学校に統合させる形で廃校としました。その活用方法として公設民営による高齢者住宅を考えたのです」(品川区高齢者福祉課賀沢文規主査)
 区では区立、あるいは民間賃貸住宅を区が借り上げるような形で、区内に10カ戸210戸の健常高齢者向け住宅を供給してきた。
しかし、古い建物が多くバリアフリーになっていないものがあること、実際には入居者の3割が要介護認定を受けている、などの問題があった。
 「一方、区内には7カ所570床の特養がありますが入居まで3年半~4年半待ち、という状況で区外の特養に入居している人も300人以上います。
また、要介護4以上でないと入居できないのが現実です。区としても軽度~中度の要介護者が入居できる住宅を整備する必要があったのです」(賀沢主査)
 そこで区は、「高優賃・保育・敬老会館の3つを一括開設・運営」を条件に、土地・建物を20年間無償貸与する、全国の社会福祉法人に呼びかけた。それに応じた社会福祉法人は4つ。
その中で事業プランが優れていた「こうほうえん」が貸与先として選ばれた。「こうほうえん」は昭和61年に設立認定受けた社会福祉法人で、鳥取県内で特養、デイサービス、老健、ケアハウスなどを多数展開。
平成17年には東京都北区に特養を開設し首都圏に進出している。

平成24年度に第2弾を開業

 こうして開設されたのが42戸の高優賃「ケアホーム西大井こうほうえん」、定員100人の認可保育園「キッズタウンにしおおい」、従来の敬老会館に介護予防などの機能を加えた「西大井いきいきセンター」だ。
 「高優賃については、入居はまだ半分ですが入居申し込み予約は全室入っています。『こうほうえん』の知名度は、東京の一般消費者の中では高くありません。
区が携わった住宅ということで区民のほうが安心感を持ったこと、それに区でも入居者募集の窓口を持ったことが、入居促進に大きく影響したと思います」(ヘルスケアタウンにしおおい志村雄一事務長)
 品川区の高優賃は今回が第1号。今後、こうした公設民営の形での供給を行う計画だ。
第2号案件は、都営住宅跡地を購入する形で話が進められており、平成24年度中にオープンする予定だ。

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