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医療法人の取り組み トップインタビュー 医療法人社団 明正理事長 明正会グループCEO(東京都葛飾区)近藤正明氏

2009年06月23日12時40分

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(コンテンツ提供:高齢者住宅新聞2009年6月15日号)

医療法人の取り組みとしては珍しい”経営方針発表会”毎年行い、職員に対して理念経営の徹底を図っているのが医療法人社団明正会(東京都葛飾区)だ。明正会理事長で明正会グループCEOの近藤正明氏に、その取り組みの成果や今後のビジョンについて聞いた。

医療法人が経営利益方針発表会を行っているのは珍しいと思いますが、このような取り組みを始めたきっかけは。

近藤 今年で11回目となりますが、経営の方針と理念を職員全員で共有することで、明正会で働くことの良さや、価値観を共通したいと思っています。
今回は、職員160名、来賓50名の210名の方に集まっていただけました。
勤務で来れなかったスタッフなどに対しては、2009年6月10日と16日に改めて、経営方針と理念の講習会を行います。

なぜ、理念経営の徹底を図っているのですか。

近藤 私どもは地域に密着した事業展開をしています。お客様に、安心して来ていただける環境を継続的に提供し、良い医療、そして良いサービスを提供することが重要だと思っています。そのためには、職員の意識を高めることが肝要になります。
私どもの仕事の本質である、相手を思いやり親身になって尽くすという”手当の心”を実践し、日本一「お客様満足度」の高い、医療・看護・介護のトータルヘルスケアを提供することを目指しているからです。

CS満足度を高めるためには、職員の働く満足度を高める必要があり、それが理念経営の徹底にあるわけですね。

近藤 グループの発展は、職員の一人ひとりの人間性、意識と行動こそが生命線です。
しかし、不満を持っている人が、他人を満足させることはできません。だから私は、職員の「働く満足度」を高めることが何より必要だと考えています。仕事に満足を感じ、誇りと喜びを持って働ける環境作り、そのための人事施策を進めてきました。

その成果は具体的に表れてきていますか。

近藤 現在の施設数は、クリニック3拠点、GH5拠点、居宅介護支援事務所・通所介護・訪問看護ステーション・訪問マッサージ・訪問介護・訪問入浴・高専賃各1拠点で、職員数240名になりました。
例えば、外来診療を行っている東新小岩クリニックは、年間6万3000弱の利用者実績があり、1日300名を超す時もあります。
核となる職員も、ここ6から7年の間に辞めた人はいません。理念経営の徹底は着実に実を結んでいると思っています。

今度の人事施策は。

近藤 終身と用制を提唱していますが、待遇改善や教育システムの強化などに積極的に取り組んでいきます。

具体的には、どのような取り組みをされてますか。

近藤 2年前から介護職の研修には力を入れてきましたが、啓蒙活動とグループ内の認知症対応の向上を目的に、2009年2月に認知症ケア研究所を設立しました。
現在働いている介護職の意識改革やスキルアップという狙いと、新たに加わるスタッフの質の向上が狙いです。
向上心の強い人は、よりハイレベルな環境を求めます。私どものグループで働くことが”自身のスキルを高めることにつながる”と思える職場環境作りを行うことで、スタッフの質向上を目指します。

今年は、1階にGHを2ユニット組み込んだ高専賃がオープンするほか、GHを葛藤区に2つ、江東区に1つ作られるそうですね。

近藤 医療・看護・介護という三位一体の事業を地域密着で展開していきます。
その核となるのが医療機関依存度の高い”メディカル高専賃”です。高専賃に在宅支援診療所や訪問ステーション、GHなどをセットすることで、安心して暮らせる「おらが街の診療所」として親しまれる存在になりたいと考えています。
そのためにも、全スタッフ一丸となって”手当の心”を実践してもらえるように理念経営の徹底を図ります。

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