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データから見る高齢者の生活 実態「公共機関を使って外出が可能」は4割

2009年07月03日13時27分

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(コンテンツ提供:高齢者住宅新聞2009年6月25日号)

 有料老人ホーム入居者(以下入居者)は、日常生活上必要となる行為をどの程度まで人の手を借りずに行えるのだろうか。
また、その点について在宅生活者との間に違いは見られるのだろうか。(社)全国有料老人ホーム協会(有老協)の調査結果を見てみよう。

要介護でも9割は一人で食事可能

 この調査は有老協会員のうち42ホームに入居する401人について実施されたもの。
要介護度の構成は、自立が26.7%、要支援1・2が26.2%、要介護1・2が36.09%、要介護3以上が8.0%となっている。
 まず、認知症の有無については半数以上が「なし」だが、これを要介護度別に見ると「要支援1~2」では「なし」が66.7%だったのに対し、「要介護1~2」では「なし」が33.1%と大きく減少する。
 次に、要支援、要介護認定者のみを対象に「移動」「食事」「排泄」「入浴」「着脱衣」を介助を必要とせずに行えるかどうか、を調べたところ、「移動」は要支援者の86.7%が、要介護者の72.3%が行えることがわかった。
以下「食事」は要支援98.1%、要介護93.9%。「排泄」は要支援92.4%、要介護73.6%。「入浴」は要支援57.1%、要介護23.0%。
「着脱衣」は要支援92.4%、要介護64.9%となっている。
これからもわかるように、入浴は特に介助が必要な行動といえる。また「排泄」や「着脱衣」は要支援の状態なら自力でも行えるが、要介護状態になると自力で行える人の割合が急激に少なくなることがわかる。

若い人との交流積極的に図る

 次に日常的に行うと思われる13の行動について「行える」「行うことがある」かどうか回答してもらった。
「行える」「行うことがある」の率が高いのが「若い人に自分から話しかけることがある」「本や雑誌を読んでいる」「新聞を読んでいる」などだが、このうち「若い人に自分から話しかけることがある」は、有料老人ホームの入居者は職員などとの接触が日常的あるため、在宅生活者と比べ高いものと思われる。
 一方、低いのは「自分で食事の用意ができる」「友達の家を尋ねることがある」「バスや電車を使って1人で外出することができる」などとなっている「食事」については、ホームで用意してくれるため、自分でする必要がないこと、「友達」はホーム内にサロンなどが用意されていることから、自分が友達の家を訪問するよりも訪問されることのほうが多いことが原因のようだ。
 また、すべての項目において、要介護の人ほど要支援の人に比べて「行える」「行うことがある」という回答が少なくなるが、要介護になっても比較的回答数の減少が少なかったのは「新聞を読んでいる」「本や雑誌を読んでいる」「健康についての記事や番組に関心がある」「若い人に自分から話しかけることがある」など。
 一方で「預貯金の出し入れができる」「公共交通機関を使って1人で外出できる」「自分で食事の用意ができる」などの項目は、要介護になると、できる割合が大きく低下する結果となった。

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