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高専賃事業戦略 上場企業探訪 半年で14棟受注 要介護者向け高専賃建築注力

2009年07月07日13時52分

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(コンテンツ提供:高齢者住宅新聞2009年6月25日号)

 東証・大証1部上場のフジ住宅(大阪府岸和田市)は、2008年11月より土地オーナーに対し高専賃「フジパレスシニア」の建築提案を開始。わずか半年の間に1棟目を着工し、14棟の受注を獲得している。土地有効活用事業部を統括する同社の松山陽一取締役に話を聞いた。

 御社は、賃貸住宅による土地活用で多くの実績をお持ちですが、いよいよ高齢者向け賃貸住宅の提案を始めたそうですね。

 松山 4年ほど前から、シニアマーケットへの参入について検討してきました。
弊社OB顧客となる土地オーナー様から、高専賃を建てたいという声をいただいており、今まで何度も検討してきたのですが、事業スキームの面でお客様に自信を持って提案できるものが構築できずにいました。ようやく2008年の秋口に自信を持って提案できるスキームが完成し、2008年11月より営業活動を開始しました。現在、1棟目を着工し、13棟の受注をいただいています。

わずか、半年で14棟ですか。順調なすべり出しですね。

 松山 弊社には、今までに賃貸住宅を建てていただいたOBの土地オーナー様が約480名おり、受注現場数は約700現場になります。また、グループでの総管理数は約1万4000戸になります。弊社グループの取り組みにご理解をいただき、リピート受注も多くいただいています。このようなOBの土地オーナー様を中心に高専賃の提案をさせていただき、受注につながっています。

メインターゲットとなる入居者層については、どのようにお考えですか。

松山 要介護度の比較的高い方をメインターゲットとし、医療法人様や介護事業者様との連携を密にした事業展開を行います。
万一のトラブルや緊急時にも24時間対応できるサービスを付加し、見守りや介護が必要な高齢者の方々に住みやすい環境を調えて行きます。

要介護度の高い人をメインターゲットとする理由は。

松山 弊社は、地元に根ざした営業展開で東証・大証の1部に上場することができました。地元の方々に支えられて成長できたわけですから、その感謝の意味も含め弊社の意味も含め弊社の強みを生かせる建築分野で、地元の高齢者の方たちに安心で安全、そして快適に暮らせる住まいの提供ができればと考えています。
要介護度の高い方たちは、家族の方も含め本当にお困りになっていると思います。社会的、そして事業的にも、この方々に対して高専賃を供給することは非常に意義のあることだと思っています。

今まで御社が手掛けてきた賃貸住宅同様、御社が一括借り上げをされるのですね。

松山 要介護者のニーズは高いにも関わらず、物件の供給が不足しています。
当然、土地の立地や形状などの問題で、すべての案件で建てられるわけではありませんが、不足しているエリアで弊社の基準を満たせば、一括借り上げにて高専賃を建てたいと考えています。
シルバー事業は自分でやると非常にハードルの高い事業です。弊社が一括借り上げすることにより、オーナーは毎月、安定的な収入を確保できます。運営・管理はもちろん、テナントとして入る介護事業者などの手配も弊社が行います。

想定している家賃など、具体的なスキームは。

松山 食費や管理費なども含め、平均で11万5000円程度と考えています。
要介護者のための物件が不足していると言っても、高いお金を払える方なら、さまざまな選択肢があります。
しかし、このような方々はごく限られた方です。弊社では、低所得者の方で年金生活させている型でも気軽に入居できる物件にしたいと考えています。
また、駅からの近さなど立地条件へのこだわりが低い単身高齢者が集まる高専賃を提案することで、郊外遊休地の需要を掘り起こせるのではないかと考えています。
木造24戸からの企画商品で表面利回りは10%からを想定してます。

今後の展開は。

松山 初年度の目標は20棟受注です。
既に14棟ですから、今年度は目標を上回ることができると思います。2010年以降も年間20棟を目標に大阪府下、及び和歌山市内、奈良市内を中心に展開して行きます。

補足
会社概要
会社名:フジ住宅㈱
所在地:大阪府岸和田市土生町1-4-23
創業:昭和48年1月22日
資本金:48億7206万円
代表者:今井光郎会長
事業内容(連結):分譲住宅事業、中古住宅再生事業、不動産投資ファンド等向け賃貸マンション販売事業、土地有効活用事業、賃貸及び管理事業  ほか

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