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日本シニア総合研究所 シニア住宅市場でチャンスを掴め

2009年08月18日14時00分

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(コンテンツ提供:高齢者住宅新聞2009年7月25日号)

 2009年7月1日に設立されたばかりの新会社日本シニア総合研究所(東京都品川区)では、シニア人材の中国への派遣、介護を含めた日本市場への中国人材の受け入れ、介護支援事業などを業務メニューとするが、中でも1番の柱が高齢者を中心とした多世代協住型スペース「アカデミア」事業だ。この事業の詳細について、同社垣内素一会長に話を聞いた。

1カ月単位の利用で自動更新

 御社の提案する「アカデミア」とはどのようなものですか?

垣内 単身高齢者、高齢者のみの世帯、シングルマザーなど通常の住宅を賃借することが困難な層に向けた協住型のスペースです。
計画そのものは3年ほど前からありました。

 どのような形で展開するのですか。

垣内 現在、年内に開業を目指して準備を進めているのが、千葉にある73室のビジネスホテルを活用するものです。
ここを当社が借上げ、シングルルーム2つをひとつの部屋に改修するなどした上で全53室の「アカデミア」として運営します。

 高齢者やシングルマザー向けの住宅になるのですか。

垣内 住宅ではなく、あくまでも法律上はホテルとして運営します。ただし利用については1カ月を単位とし、本人の申し出がない限り利用契約は自動的に更新されます。

 ホテルというと、各住戸にキッチンは設けないのですね

垣内 改修費の問題もあり、設けません。その代わりホテル内に設けられていたレストランスペースを改修し、利用者共有のキッチン・ダイニングとします。夕食については当社の方で用意をし、その代金も月の利用料に含まれますが、朝食、昼食はそのキッチンを使って自炊をしてもらうこともできます。希望すれば、別料金で当社で朝食・昼食も用意します。

 利用者に向けては、他にどのようなサービスを提供しますか。

垣内 高齢者向けのものとしては、当社が成年後見人となり、利用者の財産管理などを行う、というものがあります。

夕食込10万円 初期費用不要

 医療や介護サービスはどのようなものを考えていますか。

垣内 医療については協力医療機関を確保し、そこを紹介する、という形になります。
介護については「アカデミア」では対応しません。当社の設立の目的はアクティブシニア向けのマーケットの確立ということもあり、要介護者向けのサービスは想定していません。介護サービスを必要とする場合には、有料老人ホームなどの紹介で対応していく考えです。

 では、アクティブシニア向けのサービスとしては。

垣内 利用者間でのサークル活動、旅行などのイベントを予定しています。
これらのメニューのうち一部については別途料金をもらう計画です。また利用者の中には、まだまだ元気なので働きたい、という人もいると思います。
そういった場合には「アカデミア」の中で食事の準備などを行うスタッフとして活動してもらうこともできます。
その場合は時給950円を支払います。

 月々の利用料金はどのくらいですか。

垣内 夕食込で月額9万7000円です。ホテルであり、賃貸住宅ではないので、利用開始時は別途費用が発生することはありません。

 今後の展開は。

垣内 千葉のホテルの他に、社員寮を転用して経営する案件が進行中です。
今後、利用率が低迷したビジネスホテル、シティホテルを借り上げる形での展開を考え、現在ホテルを探しています。
規模としては40室~100室程度のものが理想的です。

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