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日清医療食品 注目企業ピックアップ 厨房受託4169件、福祉施設が伸長

2009年08月20日11時15分

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(コンテンツ提供:高齢者住宅新聞2009年7月25日号)

 高齢者施設で食事サービスに対して味やコスト、衛生対策など要望が強まっている。厨房受託サービス最大手の日清医療食品は、有料老人ホームなど福祉関連施設の受託を拡大。
低価格の食事サービスにも注力する。同社の2008年度の決算、食品の安全対策に対する取り組みをレポートする。

日清医療食品(東京都千代田区)の厨房受託件数は福祉関連施設を中心に拡大している。
従来、病院の受託が全体の約3割を占め、新規の契約も多かったが、前期は特養や有料老人ホームなどの件数は90件近く伸びた。
近年、調理加工食品を用いた食事提供サービスにも注力する。食の安全の問題には専門部署を設け対応している。
 平成21年3月期末の顧客数は前年度比1.7%増の4169件。
病院・医院が30件減ったが、介護福祉施設が88件増えた。特に有料老人ホームなどの受託が59件伸びた。
 受託件数の内訳は医療施設が1850件で44.4%、介護福祉施設が2144件で51.4%を占めた。その他レストランなどは175件で4.2%。業界内でのシェアは連結で24.5%、単体で22.9%を占め最大手。
前期の売上高は2010億円。
 食品の安全対策にも注力。2008年10月、商品統括部内に食品管理課を設けスタッフ4名を配属させている。
全国の工場視察や食品検査会社に依頼し自主検査などを実施。食品の生産・流通の管理や寝室の向上を図るためのトレーサビリティに関する教育・研修は各支店単位で定期的に行っている。
 「日常的な安全対策が欠かせない。本社手導のもと抜き打ちで自主検査を実施することもある」(総務本部総務部広報課、邑口達也課長)。

小規模施設向けも展開

 小規模施設を中心に採用を働きかける食事サービスが「TTーPACKAGE」。従来のクックサーブと調理加工食品を用いたプレクック方式の食事提供をバランスよく組み合わせた。
調理済みの主菜、副菜を提供し、施設側の食事サービスにかかるマンパワーを削減するのに役立つ。
 既製の弁当とは異なり、温かみがあり手づく地の良さを演出。四季折々の食材を採用する。食材アイテム数は約140。
常食だけではなく、治療食の領域も含めた献立を用意する。
 プレクックとクックサーブを組み合わせたことでエネルギーコストを抑える効果もある。
食品の加工処理が少なくなるため、ゴミの量も減少する。「食事のサービスのニーズが多様化する中、物的・人的資源を最大限に活用した食事サービス・システム」(邑口氏)。
 2007年から販売を始め、導入先受託件数は現在約100ヵ所。今期中には約200ヵ所の導入を目指す。
 専門職のスキルアップにも余念がない。同社に在籍する約1400名の管理栄養士を中心に、年1回の業界団体が主催する調理コンテストに参加し調理技術を競っている。
「栄養士、調理師などが3名一組となって腕を競う。全国に15支店あるため社内で勝ち抜くのも容易ではないが、個々のやる気やスキルアップにつながっている」(邑口氏)。

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