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【解説】任侠ヘルパー第5話「憎き母との再会」に見る、「老々介護の問題」

2009年08月20日15時51分

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介護はどこまでも家族の問題だ。そういうことを痛感する回だった。今回、主人公の彦一の母親が施設に入ってくる。実はこの母親、彦一が子供のときに捨てた親だった。しかも、母親が施設に入ってくる理由は、駆け落ちした恋人を介護していたが、大変すぎて自殺を図ったことが原因だった。

いわゆる、老々介護の問題だ。老老介護とは、65歳以上の高齢者が高齢者を介護すること。「老老看護」と言う人もいるし、お互いが認知症の場合は「認認介護」という人もいる。

高齢の夫婦や親子間において、妻が夫の介護を、息子が母の介護をするなど、様々なケースがある。厳密に65歳という年齢でライン引きをせず、65歳以下であっても病気や加齢によって心身に負担を抱えながら高齢者を世話するケースでも、こうした言葉が使われることもある。

厚生労働省の2007年国民生活基礎調査結果では、親族が同居して在宅介護を行っている世帯での老老介護の割合が推計47.6%と、約半数に上ることが分かった。なお、介護する側の年齢を60歳以上とした調査ではなんと半数以上が「老老介護」であるという結果が出ている。

今回の彦一の母親と父親の話は、老々介護という視点で見ると、社会問題の1つなのだ。個人的にこのドラマがすごいと思うのは、こういうバックグラウンドをしっかりと捉えた上で面白く仕上げていることだ。

老々介護の問題に「駆け落ちした母と子」というストーリーを付け加えることで、普通にグッと来る。著者は、草薙剛演じる彦一が父親と男語りするシーンで泣いてしまった。何といっても、草薙剛が格好良い・・・。介護について知りたい人にとっても、普通にドラマ好きな人にとってもお勧めなドラマだ。

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