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【解説】任侠ヘルパー第7話「非婚アラフォーのシングル介護」

2009年08月20日22時16分

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介護される人はもちろん大変だが、介護する人も相当なストレスがある。このドラマはそのことを改めて世の中に広めてくれている。私はその事実に大変感動している。何といっても、スマップの草薙剛さんが主演のドラマ「任侠ヘルパー」だ。介護業界の中では「設定がありえない」などの批判があることもあるようだが、そんな細かい話はどうでもいいと思う。それよりも、こうして実際に「介護の実態」を世の中に広めてくれていることは大変な価値なのだ。

今回の介護に悩む人は、非婚でアラフォーの女性。一人で介護をすることになる。責任感が強く、仕事と両立しながらの介護。ちょくちょく電話に連絡が入るため、職場での評価も下がりがち。恋に発展しそうな男との交流があっても、母親の介護のことを考えると、どうしても踏み切れない。

そんな状況で、草薙剛演じる彦一はズバッと言う。
「できてねぇんだろ、一人で介護なんて」

そんな意見に対しても頑なにこう言う。
「だからって、ヘルパーさんには頼めません」

しかし、そんな状況で続くはずもなく、母親と一緒に自殺することを画策する。結果、それは失敗に終わるが、その際にこう呟く。

「毎日、毎日、辛くて…何度も思ってました。一緒に死のう、と」

これがひとつの介護の実態だ。どうしようもないリアルな実態。介護は1人でやろうとすると、死ぬ可能性を秘めているのだ。

ここで、私が個人的に思っていることを書きたい。それは「介護はプロに、家族は愛情を。」という言葉だ。介護にはプロの技術を採用しなければ出来ない。しかしそれと同時に家族の愛情は家族でしか提供することが出来ない。無理に1人で抱え込むことではなく、介護のプロに手を借りながら、愛情を注ぎこめるように考えておく必要があるのだ。

任侠ヘルパーはまたしても大切なことを教えてくれた。

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草彅剛(草なぎ剛)主演の「任侠ヘルパー」が面白い。

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