尿に関する代表的な6つのトラブルを知っておこう。 - 介護施設・介護情報なら介護の安心ガイド

尿に関する代表的な6つのトラブルを知っておこう。

2008年09月09日15時42分

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排泄は、日常生活の中で必ずするもののひとつだ。介護っていうのは結局のところ、当たり前の生活が出来なくなった部分に対する自立支援が原則だから、日常生活の中で必ずするもの、というのがテーマになりやすい。
例えば、食事・排泄・睡眠なんていう健康な人にとっては当たり前にやっていることが、1つ1つ出来なくなってしまう。それは筋力低下が原因かもしれないし、人によっては心の問題かもしれないが、いずれにせよ、そんな状態になって、はじめて介護の必要性が登場する。
一方で排泄というものは重要な話なのにもかかわらず、あまりおおっぴらには話しづらいことの1つだ。そのため、人に聞くのも恥ずかしくてなかなか出来ないという人もいるだろう。そこで今回はそもそも、排泄って何、というところを掘り下げて考えてみたい。今回は排泄の中でも、尿の問題を取り上げたい。
■尿を出すステップは5段階
尿を出すステップは5段階だ。1)腎臓で作られ、2)尿管に流れ、3)膀胱にたまる。その後、4)尿道を通って、5)外に出て行く。この膀胱にためることの出来る尿の量が300mlから500mlと決まっている。150mlくらいたまると尿意がしだす。これは脊髄中枢に伝わり、トイレに行きたくなるという仕組みだ。
■尿に関しての代表的な6つのトラブル
以下は、日本コンチネンス協会のhpで紹介されている6つの代表的なトラブルを紹介したものだ。
(1)くしゃみをすると漏れてしまう「腹圧性尿失禁」
・咳やくしゃみ、スポーツなどで腹圧がかかることをすると漏れる。
・骨盤内の定位置より子宮、膀胱が下がり、時にはこぶのように臓器が陰部より出ている感じがある。
(2)トイレに行く途中で漏れてしまう「切迫性尿失禁」
・トイレに行きたいと思ったら漏れてしまう
・尿意を感じてから少しは我慢できるのだが、下着をおろしているうちに漏れてしまう
・冷たい水を使ったときや水の音を聞いた時に、急に尿意を感じる
(3)オシッコに勢いがなくなる「溢流性尿失禁」
・排尿開始までに時間がかかる
・排尿に勢いがなく、ちょろちょろとしか出ない
・残尿感がある。夜もトイレが近かったり、漏れることもある
・尿意がはっきりしない
・お腹に力を入れないと尿が出ない
・尿が出にくいし、漏れることもある
(4)何度もトイレに行きたくなる頻尿
・トイレが近い
・夜になったらトイレが近く、眠れなくて困る
・緊張したり、外出するとトイレが近くなる
・トイレに行くまで間に合わない
(5)トイレまで間に合わないADL低下による「機能性尿失禁」
・トイレまで間に合わない
・トイレが汚れて困る
・洋服が汚れる
・転倒の危険があって怖い
・臭い
・夜のおむつ交換が大変
・寝たきりだが良いおむつはないか
(6)トイレの場所がわからなくなる認知症による「機能性尿失禁」
・トイレと違う場所で排泄する
・トイレがわからないようだ
・トイレに誘うと怒る
・トイレが汚れて困る
・尿意がはっきりしないようだ
・見ると汚れているが本人は気がつかない
・お漏らしをみとめない
・おむつをとってしまう
・便をこねてしまう
こんなにあらゆる形で尿に関する問題は起きている。別の記事でこれらに関する解決策を書いていこうと思うが、まずは尿に関しては6つのトラブルがあるということを知っておこう。知ることにより、親の症状に関しての客観的な評価や対策を打ち出すことが出来る可能性があるからだ。
排泄問題に対してはあらゆる対策手法があるが、まず第一歩目は自分の状況を正確に知ることだろう。

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