NPO法人あい 主治医の元で実施訓練行う 医療的ケア行うヘルパー育成 100床の病院転用して開業 - 介護施設・介護情報なら介護の安心ガイド
  • Home > 介護ニュース > NPO法人あい 主治医の元で実施訓練行う 医療的ケア行うヘルパー育成 100床の病院転用して開業

NPO法人あい 主治医の元で実施訓練行う 医療的ケア行うヘルパー育成 100床の病院転用して開業

2009年10月08日12時51分

ソーシャルブックマーク

印刷 

(コンテンツ提供:高齢者住宅新聞2009年9月15日号)

 東京都小平市に拠点を置き、訪問介護、訪問看護などを行う「NPO法人あい」をとりあげる。
医療的ケアを行える介護ヘルパーの育成にも力を入れており、それを取り入れた有料老人ホームを今年11月東京都武蔵村山市に開設する。

 NPO法人あいは、平成13年10月の設立。
同年12月より訪問介護サービスを、平成16年10月より訪問看護サービスを手がけている。
また、高齢者だけでなく、身体・知的・精神に障害を持つ人向けに訪問介護を行う。現在、訪問介護サービスを利用している高齢者の数は約220人。
 NPO法人あいが、力を入れているのが医療的ケアを行えるヘルパーの育成だ。
 「平成17年に厚労省は在宅ヘルパーによるたん吸引・導尿・経管栄養を制度として認めました。
しかし、万が一医療事故が起こった場合に、ヘルパーにも利用者にも何の保障もないため、ヘルパーのリスクが大きすぎる、という欠点があります。このため、ヘルパーも事業所も怖くて医療的なケアを行えないのが現状なのです」(福田美恵理事長)
 そこで、同じ法人で訪問介護・看護の両方を手がけているという強みをいかし、ヘルパーと看護師が連帯連携して医療的ケアを行っている。
 具体的には①まず看護し・介護福祉士が指導者となり、ヘルパーに対し医療知識に関する学習および医療的ケアの実地訓練を実施する②訓練が終了したヘルパーは医師(利用者の主治医)の所」に行き実地訓練を行い、医師から医療的ケアの認定を受ける③ヘルパーは医療的ケア認定書に基づき、賠償保険に加入することができるので、万一の際にはヘルパー、利用者ともに保護が可能な体制を整えられる、というもの。

100床の病院転用して開業

 さて、NPO法人あいでは、この仕組みを今年11月1日にオープンを迎える介護付有料老人ホーム「あいの実」でも導入する。
 「あいの実」は、元々100ベッドの病院として利用されていた築14年の建物を、土地(360坪)ごと競売で取得、それを定員43人の有料老人ホームへと転用したもの。
単身用居室は17平米で入居金は650万円、月額利用料は17万円を予定している。
 現在、訪問介護で展開している「医療的ケアのできるヘルパー」を、ここでも導入し、医療ニーズの高い高齢者を受け入れていく考えだ。
 また、建物内にはヘルパー用のトレーニングセンターも設けるという。
ここでは、自分のところのヘルパーだけでなく、他の事業所のヘルパーに対する、医療的ケアの訓練も行う計画だ。
 「ヘルパーが高度な医療的ケアを行うことで、通常のヘルパーよりも多くの収入を得ることが可能になると思います」 (福田理事長)
 「イメージ写真やイラストを見せて理想を語ったところで何の意味もない」との考え方から、オープン前にパンフレット等での入居者募集活動は行わないが、クチコミなどで既に20件ほどの入居希望が寄せられているという。


参考リンク:高齢者居住安定化 モデル事業に見る 理想のシニアの住まい像 農作業通じたリハビリも

PRエリア