財団法人・介護労働安定センター 介護人材の育て方~充実化する教育環境~ - 介護施設・介護情報なら介護の安心ガイド
  • Home > 介護ニュース > 財団法人・介護労働安定センター 介護人材の育て方~充実化する教育環境~

財団法人・介護労働安定センター 介護人材の育て方~充実化する教育環境~

2009年12月01日15時49分

ソーシャルブックマーク

印刷 

(コンテンツ提供:高齢者住宅新聞2009年11月5日号)

 財団法人・介護労働安定センターが「介護人材育成コンサルタントを利用しませんか」と呼びかけるなど、介護事業所におけるキャリア開発や人材育成で悩む事業者は少なくない。その一方で国や自治体からの助成・支援メニューも増え、人材育成環境が整ってきた。「介護は人なり」とよく言われるが、その介護現場を担う人材育成の現状をお伝えする。

 介護人材育成に力を入れる介護事業者に、追い風が吹いている。
先月政府が発表した緊急雇用対策で、介護分野における資格取得の支援制度が創設されるからだ。
これにより介護未経験者でも、働きながら研修を受けられる仕組みが整備される。具体的には、専門学校などで受ける受講費を政府が負担する。
 これは「ホームヘルパー2級」や「介護福祉士」といった都道府県から指定の受けた機関による認定資格や国家資格に対する支援制度になる。
「ホームヘルパー2級講座」を主催する事業者は数多いが、主要なところでは修了生70万人の実績を誇るニチイ学館や、福祉教育の老舗である三幸福祉カレッジ、医療・介護の資格取得講座を多数展開する日本医療事務センターNIC)などがあり、
雇用創出で業界に入った”介護未経験者”らは、そうした教育サービス事業者から資格取得への道を学ぶことになる。

 一方、福祉・介護人材確保定着を図るための研修に対する助成制度も別にある。
 「介護未経験者確保助成金」(介護関係業務未経験者を雇用した場合50万円まで助成)や「複数事業所連携事業」(小規模事業所が共同で求人活動、研修会を実施した場合に助成)などがそれにあたる。
 こうした助成を受け、一般的な資格取得でなく、良質な介護サービス提供を目的とした研修を受けるケースが増えてきている。
 例えば介護マネジメント(東京都台東区)が主催する介護施設管理者要請講座や、全日空の客室乗務員を講師に抱えるANAラーニング(東京都中央区)の「医療現場の接遇セミナー」などがそれにあたる。
 「介護サービスは人が基本」。
 そう話すのは、介護事業者向け研修やコンサルティングを行うスウェーデン・クオリティケアのヨアキム・カウト東京事務所長。
 「人材育成をしっかりしないと、介護サービス利用者の満足度が低下するばかりか、スタッフのモチベーションも下がってくる。そしてそれが離職率上昇を加速させる」と、多くの介護事業者が陥っている”負のスパイラル”を指摘する。
 それゆえに、フランチャイズのデイサービス事業所「茶話本舗」を全国展開する日本介護福祉グループ(東京都墨田区)ではこの夏、自ら企業内学校「茶話介護大学」を設立。
”新人”や経営者らに特別プログラム実施し、同社のコンセプトに合った篤い志を持つ”介護職人”を育成している。
同校の山崎浩史学長は、「いずれ一般にも対象を広げていく」と、より多くの人材育成を目指していく。

介護業界の人材育成に関しては、自治体自身が取り組むケースも見られるようになってきた。
 今年9月と10月の2回に分け、東京都の港区主催で、介護施設の管理者向け研修が、慶應義塾大学で行われた。
70社が参加した同研修は、「サービスとしての管理と質の向上」、「組織力強化のためのコミュニケーションの生活化」、「介護保険改正などの影響に伴う介護経営の動き」、「経営理念を実現するための仕組み作り」のタイトルで、
大学の助教授や介護コンサルタント、社会福祉法人理事長らが講師となった。同研修講師のひとりは、「やっと自治体も研修の必要性に気付いた。こうした自治体の動きは今後も活発化しそうだ」と話す。





参考リンク:知って得する 介護ビジネス 助成金制度 雇用関連からGH創設まで対象
      :未経験者雇用に助成金、今月より年間50万円・・・厚生労働省
      :SQC 「スウェーデン研修」付き人材紹介 2009年6月から事業本格化
      :介護環境研究所 介護施設の管理者養成 事業計画から介助法まで
      :ANAラーニング 医療現場向け接遇研修 「おもてなしの心」育む 病院などへ100件以上
      :スウェーデン・クオリティケア 高齢者住宅視察ツアー スウェーデンから事業のヒント

PRエリア