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「病気」のキーワード1:うつ病

2008年11月05日02時16分

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■高齢者にかかりやすい病気である「うつ病」
高齢者にかかりやすい精神病の第1位は認知症といわれていますが、うつ病も高い頻度で見られます。うつ病という言葉は今は多くの方が使います。「私、欝なんだよね。」なんていう風に悲しい気分のときに使ったりします。しかし、医学的にはこのような状態とは違います。医学的には、症状が2週間以上続き、職場など、社会的に機能不能な状態に陥ることを言います。医学的にはこの状態のことを臨床的うつ病、または大うつ病と呼びます。
■どんな症状があるの?
最も広く認められる大うつ病の典型的な症状は以下のような例があります。
1)憂鬱な気分になる
2)眠れなくなる、または寝すぎてしまう
3)思考力が低くなる、または集中力が減る、もしくはその両方
4)日常活動において喜びが無くなる
5)倦怠感がある、または意欲が喪失する、もしくはその両方
6)無能感または罪悪感、もしくはその両方
7)食欲喪失
8)自殺したくなる
■男女差とうつ病になる引き金
この欝病ですが、日本で一生に1度うつ病にかかる確率は、女性で10~25%、男性では5~12%といわれ、女性は男性の約2倍かかりやすいと言われています。
高齢者がうつ病になる引き金としては、配偶者の死、家庭内トラブル、友達の死、病気の悩み、金銭問題、体の衰えなどがあるといわれています。介護の現場では、介護される方もする方も欝病になってしまう可能性があるだけによく知っておいたほうがいいでしょう。
■ なぜ、うつ病になるの?
そもそも、なぜ、うつ病になるのでしょうか。まだはっきりした解はないようですが、脳内の神経伝達物質であるセロトニンの放出量が明らかに不足することは言われています。そのため、セロトニン不足がうつ状態を引き起こす説が有力のようだ。
■治療法と対応
うつ病の治療法として、有効といわれているのは以下のような手法です。
1)心理療法
2)抗うつ薬による薬物療法
3)ショック療法(電気ショック療法:ECT)
また、家族がうつ病になった際に取れそうな行動は以下のような方法があります。
1)発病当時の状態を作らないようにする。
2)話し相手になる
3)食事や睡眠に注意する
4)なるべく外に連れ出す
5)医師に相談する
■してはいけない対応
最後に、うつ病の人に対して、してはいけない対応もまとめておきます。
1)安易なはげまし
2)行動・言動に対する批判
3)常識を押し付けない
誰かがうつ病になったとき、そのまわりの家族の対応が非常に重要になります。病状を長引かせないように、出来るだけ気を配りましょう。

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