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NPO法人グレースケア機構(柳本文貴代表) ヘルパー指名制度 6割が賛成

2011年08月10日10時00分

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(コンテンツ提供:高齢者住宅新聞2011年7月25日号)

 NPO法人グレースケア機構(東京都三鷹市)は、介護サービスにおけるヘルパー指名制度についての調査報告書を発表した。
それによると、介護サービス利用者やその家族の6割が「ヘルパーを指名できるなら、報酬を上乗せしてもよい」と考えているという。

介護保険の料金ほぼ妥当の評価

 この調査は、ケアの内容に応じた適正な報酬額を決める仕組みを検討するのが目的。
介護に関するイベントに出展したり介護関連団体に調査票を送るなどして、介護サービス利用者・家族77件、介護職・事業者154件の意見を集めた。
 まず、各ケアの内容について適正と思われる料金(事業所が受け取る金額)を尋ねたところ、生活援助では2400円以上2700円未満、身体介護では4500円以上4800円未満が最も多く、現在の介護保険とほぼ同水準の価格となっている。
 このように、料金面で見れば、現在の水準は利用者のニーズをほぼ満たしているが、その一方で利用者の約6割が「ヘルパーを替えたい」と思ったことがあり、思った人の半数以上が「実際にヘルパーを替えてもらった」ことがあるという。
 「ヘルパーのどのような点が不満か」という質問では「接遇マナー」が1位。2位は「技術」だが、3位が「柔軟さ」、4位は「性格」となっており、ヘルパーとしてのスキルよりも人間性で不満を抱くケースが多いことがわかる。ヘルパーを選ぶ場合のポイントも性格などを重視する傾向がみられる。
 「もし、自分の好みヘルパーが選べるならば、報酬を上乗せすることについてどう思うか」では「よい」「まあよい」の合計が60%を越えた。
報酬上乗せを評価する意見としては「ヘルパーの意欲向上に繋がる」「能力の無いヘルパーが淘汰される」「個人の能力に応じて報酬が異なるのは当たり前」など。
 一方、否定的な見方としては「指名料などとして、利用者が自己負担するならともかく、報酬増にするのは意味がない」「経済的に余裕が無い利用者は質の悪いヘルパーしか利用できなくなる」などがみられた。
 グレースケア機構では、今回の調査結果をうけて「利用者の間では、人間性や柔軟さに優れているヘルパーには多少費用負担をあげてもいいの判断がある。一方、事業者側には制度上の制約などで『柔軟なサービスをやりたくてもやれない』という不満を抱えている。双方のニーズをうまくマッチングさせる仕組みが出来れば、ケアの質向上が報酬アップに繋がり、それが優れた人事の介護業界参入を促進するという好循環を生み出すことが出来るだろう」としてる。

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