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日本認知症ケア学会に400名 「意欲・能力活かせ」

2013年06月28日09時00分

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(コンテンツ提供:高齢者住宅新聞2013年6月19日号)

 (社)日本認知症ケア学会(東京都新宿区)は6月1日、2日、福岡市で第14回認知症ケア学会を開催し、全国から400名を超える認知症ケア従事者らが集まった。
今大会大会長の雨宮洋子氏(社会福祉法人泰生会)は大会長あいさつで、「今大会は『その人らしさをつなぐケアとは:認知症ケアの原点に立つ』をテーマとし、認知症の人が尊厳ある一人の人として生きることを支えるためにすべきことは何か、認知症施策の動向も踏まえながら改めて考えてみたい」と述べた。
2日間で、有識者による特別講演やシンポジウム、ワークショップや事例発表、ポスター発表などが行われた。
大会テーマと同名の大会シンポジウムでは、(社)あい権利擁護支援ネットの池田惠利子氏、島根大学医学部精神医学講座の長濱道治氏、社会福祉法人幸清会の大久保幸積氏、桜美林大学大学院老年学研究科の白澤政和氏が登壇し、それぞれの立場から発表した。
長濱氏は「その人らしさの尊重のためには、その人を理解しようとする側の努力も必要」だとした上で患者の例を挙げ、「異常行動だといわれる行動においても認知力が隠されている。行動や立ち振る舞いを観察し、その人らしさを引き出すことが重要だ」と認知症ケアを提案した。
白澤氏は、人の強さ(ストロングス)を支えるケアについて論じた。
「従来のケアは、弱さを補う問題思考の支援方法が一般的だが、それでは生活を支えることはできても主体的に生きていくことを支援できない」と指摘。
意欲や能力といったストロングスが活かせるケアプランを作成し、目標志向のケアを行う重要性を強調した。

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